午前6時半から、ストックのコンパネ二枚を利用して、サクラの棺を制作した。
埋葬地は、野山寮の北隣の上八軒。
テラスデッキからも北窓からも見える場所に墓を作る。
倒れて一時間後に死去。内臓疾患もなく、食欲もあり、元気に散歩もしていたサクラ、心筋梗塞、心不全で突然の死を迎えたのであろう。
末期の水もこの吸い口で飲んだ。昨日と変わらないまま、やっぱり起き上がる事もなく旅立った。
ユンボを上八軒に入れて、墓穴を掘る。
コンパネで特製の棺を製作。ストックのコンパネ化粧板で作れた。サクラが永遠の眠りにつくスペース。
ゴンが先輩のサクラの犬生を全うした死に顔を眺めている。どう感じているのだろう。
棺から離れないゴン。
供養の花とドッグフード、大好きなおやつも棺に入れる。
カサブランカの香りに包まれたサクラ。
ご苦労さんでした、検診以外一切病院にもお世話にならず、健康体のまま生涯を閉じた天晴な生き方をしたサクラ。
この野山で野犬として生まれ、親も兄弟も仲間も全部死に絶え、最後のサクラもここに永遠に土に還ることになる。
棺桶も作ってやる、この生まれた場所で埋めてやると決めた約束が果たすことが出来たが、寂しい、そんな一日。
埋めた場所の近くにゴンが佇む。
灯明、線香、サクラが死んだ。どこかで力になって護って欲しいと願っている。
午前中で全てが終了した。何か家内も気疲れを覚えている。
6月になると必ずサクラを思い出すだろう、一切邪魔にならず存在を忘れる程、世話を焼かせなかった。媚びる事もなく、上品な生き様を貫いたサクラ、立派な犬だった、穏やかで一切噛み付く様な激しさも持ち合わせていなかった。
忘れることはないだろう・・・・・
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