安曇野・豊科近代美術館にて4月25日より6月7日まで叙情画のおとぎの国の展覧会が開催される運びとなった。
家内、美都子にとって、「女学生の友」の世界で叙情画に憧れた15才の頃に、藤井千秋に出会う機会が生まれ、それ以来、先生が亡くなった後、何とか膨大な資料が大切に保管されており、隠れたファンも居るだろうと、高野口の真理子さんと二人で、展覧会の働きかけを京都の美術館、新聞社、百貨店と何度も企画を持ち込んだが、営利の一環に寄与出来ないという時代背景があり、夢は儚なかった時代が続いていた。
最初にまとまって、展示して戴く機会が訪れたのは、2001年、14年前の4月に東京文京区の弥生美術館で展覧会を開催して貰ったことは、望外な喜びであった。
それから、忘れられた様な時間が流れ、一昨年、やっと京都マンガ博物館で、一部の作品が久しぶりに他の作家と一緒に展示された。それぐらいであったのだ。
藤井千秋、姪の樹里さん、お母様の本格的なご尽力があり、やっと動き出した流れが生まれて来たのである。
本当に簡単なものではない、努力がなされたのである。
その展示が一つの切っ掛けともなり、昨年、9月にやっと本格的な展覧会が京都ではなかったが、愛知県刈谷市の刈谷美術館で幾つものブースを使って、時代毎に展示して貰う理想に近い展覧会をして戴いたのである。
その刈谷美術館に一万人の来館者があったらしいし、今回そのご縁で、松本安曇野・豊科近代美術館で刈谷に負けない立派な展覧会を開催して貰えるようになったのである。
長い道のりの末に、諦めなければ、日の目も見られる或る日が来てくれるものである。
この豊科での藤井千秋展覧会が、どのような波紋となって、対岸に届いてくれるのかも楽しみでもある。
次にどこかの地方であっても、喜んで美都子に付き合って遠出のドライブ旅行を計画したい。
ドライブ旅行に行った時は、その記念に必ず、気に入りの物に出合いがあれば、求めたいものを手にいれて来た。
今回、豊科美術館で販売していた、安曇野ガラスの一輪生けなのであろうが、私は、透明のガラスを選び、これは冷酒を入れる酒器に使おうとイメージした。
2500円で買物だった。
ドット模様のシルクウールの大判のスカーフ。松本のパルコで亜都香がアルバイトしていたTシャツとスカーフのショップに一緒に行った時に、この小紋柄に見えたインクブルーのスカーフが、目に止まり、値段も聴かずに購入決定。
ちょっと高かった、7000円である。残るし思い出にもなるし、何にでも合わせられるスカーフになるだろう。
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