二三回前までは、ゴンとフィールドへ出掛けても、先走って直に不明。そのままこちらが戻るというケース。
林道に出ると、枯れていた荒谷川に雪解けの水量が増している。
フィールドへ行っては、ゴンが不明。一日に何度かゴンと出掛けては戻る事を繰り返していた。
この数日、左目も薬が効果を上げて、もう普通に完治してくれた。不明のゴンはどこへ行ってしまうのか、こちらも気長に、ゴンが戻るだろうと、数分、いや長い時で十数分も待ったり、野山に戻らずに、先を進むと、ゴンは追跡して来る。
先回りして、私の来るのを待っているし、姿を見て擦り寄りもせず、又さっさと先走りする。
どこへ行ってしまうのか、ゴンの好き放題。
林の向うに動くゴンを見つけるのも大変である。
この数日、ポットに温かい珈琲を詰めて、ゴンが現れるのを飲みながら、追跡して来るかと賭けみたいに待つのである。
谷川にも雪解けの水が音を立てている。
自撮りしているとゴンが入り込む。追跡して来たのである。クラッカーをやるとガツガツ食べる。
クラッカー食ったら、サッさと谷川を渡り、山登りを始める。後を追うが姿は消える。
残雪が残り、くるぶし以上まで靴がめり込む。
ところどころゴンの足跡があるが、途中で消える。
小女郎砂防まで登る。結構キツイ登りで、この時期初の登り。ゴンの居場所を携帯で探索。
エリア外に出ているから、番号を打込むと、私の方が先に、この砂防まで登って来ていた。道ぐさを食っている。
ゴンも追跡して来るだろうと下山開始。
やはりゴンは追い掛けて来た。静かに接近して私の足に体当たりして、参上を知らせる方法。
又、隠れて眺めているという手段も使う。
顔を雪の中に突っ込み、がりがり粗雪を食べて、雪面に体を擦り付けて大喜び。
雪に体を押し込んでゴロゴロ。
このゴンの身体能力、追跡能力、こちらがゴンが必ず来ると信じたなら、追跡して来る犬である。
春になったら、弁当持ちでゴンと小女郎ヶ池へ登山したい、
ゴンの方が、登山犬で、もう5〜6回峰へ登っており、絶対に一緒に前後しながら登ってくれるだろう。
楽しい犬であるが、試されているみたいである。
0 件のコメント:
コメントを投稿