何時の日にかに自分がアルフィニストになる夢を描いたが
親父は青二才が外車に乗ることを許してくれなかった。
それから25年の歳月親父が他界して、乗替える機会に
出会った新型が、このアルファ147であった。
翌年にアルファ156GTAが出現したがご縁がなかったと
このアルファ147を10年と7ヶ月半、10万キロを超える距離を
走破して来たのである。
9月30日の台風17号の暴風雨にて、折れちぎれたクヌギの
大きな枝がこの場所に停めた愛車を直撃した。
10年乗っても飽きのこなかった愛車であった。不都合な部分も
長く乗ると気になるもの、数ヶ月で車検も切れるので、次を
考えていたのも事実であった。
ディーラーアルファに入庫、保険会社との修理見積りにて、
75万円も掛かるらしい、直す意味もないのではないか。
廃車にすることを決心する。
全損の保険金も出るということで、同じアルファロメオ、製造
中止になった、アルファ156GTA、マニュアルシフト6MTを
探して貰うことになった。
クレーントランスポーターに乗せられたアルファ147の姿が
結局最後になったのだ。アルファ156GTAの身代りの一端を
担ってくれる最後の役目だった様だ。感謝したい。
一杯の想い出を創造してくれた愛すべき車であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿