10月28日(日)
25年生活した下鴨を去ったのは16年前、当時
懇意にして頂いた、二組のご家族、この間其々の
伴侶は亡くされたり、ご縁が切れたり、久しくお会い
することも無かったが、一組の娘さんが料理が好きで
板前になることも難しい世界なのに、瓢亭、菊乃井で
修行、辻料理学園でフランス料理を専攻、スイス大使館で
二年料理部を任され、半端でない打込み方。
今は個人的に知人に食べて喜んで貰うことが嬉しくて、
以前から招待を受けていて、本日下鴨の自宅で歓待して
頂いた次第である。
料理を引き立てるのは器の役割も大きい。
古伊万里と備前のお好きな人で、日常使いされている。
くもの子(白子)は今まで食べたもので一番美味しかった。
驚きの調理具合、料理担当は下の娘さん、お姉ちゃんの
方がお運びをして絶妙のタイミングで料理が出された。
薄めに引いて刺身は食べやすかった、蒸しアワビも旨い。
天然ぶりの焼き物は脂ものって美味しかった。
日本料理の中のブランド京料理、文化の伝承である。
その世界に女性として、板さんに憧れても許されない
認められない壁が歴然と存在するらしい?
自宅で一組だけの予約でオリジナル料理を提供するという
将来を考えて欲しい、このまま埋もれるのは惜しい腕である。
招待を受け、久し振りに出会ってもブランクは無かった。
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