2017年4月30日日曜日

芹生の里


 午後1時を回ってから、野山下山。
大原から江文峠へ向かう道中で春雷と激しい土砂降り。
こんな日に、野外でのコンサートに耐えられる柔な雨でなかった。
貴船、貴船神社の街道の狭さ、離合の困難。何ら変わらない昔通りの狭い道。貴船を抜けると前を走る弥栄のマイクロバス、車幅一杯の荒れた道、30年前と変わらない取り残されたような山道、50名ぐらいの警備の人たちが各曲道に配置。
芹生の里に着く頃に奇跡のように荒天は収まり、狭い谷合の覗く空は青空。幸運な時間になる。




 市内より10度近く寒い場所で、遅咲きの桜は、満開はもっと先。

 白餅、とち餅のぜんざい。おでん、たこやき、やきそば、温かい物が食べたかった。何しろ異常かという位の冷え込み。おにぎり、あまごの塩焼き。
 午後3時ぐらいからコンサート開演。
200席ぐらいのパイプ椅子が準備されて、最後まで集まった人は200人を越えていたのでは・・・
 野趣溢れるステージの後ろは谷川のせせらぎと山の背。
 午後6時から、第二部が始まる。
冷たい飲み物が配られたが、流石、飲む気も起こらない寒さに締め上げられ、トイレに立つのも数知れず、水分が出るばかりで、脱水にならないかというぐらい、放出されるものだ。
 かがり火、灯篭、静かな山間に、薪のハジル音。
 メインの「しほ」のパンチの効いたジャズ、ロック、バラード。
 ゲストに「宇崎竜童」テレビで見た、彼と変わらず、味のある歌声とバンジョー、クラッシクギター、スチールギター、愉しませて貰った。
 ライトアップされた夜桜ライブ。午後7時を回っているのに、狭い夜空は藍色が残り、この外れた別世界が余計に特別なステージを演出していた。
使い捨てのカイロを配ってもらったが、ダッフルコートかPコートを着てくるべきだった。
本当に冷え込んだものであったが、印象に刻み込まれた今宵のコンサートであった。よかった!

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